横浜・鶴見の総持寺で座禅を体験 坐禅堂の雰囲気をまずは体験

齢60にして悩む男子は、自分探しに余念がないが、写経でもしようかと検索していたら総持寺の自由参禅を発見。さっそく参加してみた。

まず、総持寺の「大祖堂地階の瑞応殿大講堂」というところにいくのだが、Googleマップでもいまいちよくわからず少し迷ったが、あとで検索するとでていた。下記の大祖堂の地下の講堂に集合。50人くらいが参加していた。ほとんどが50以上の男性のような印象。料金という表現ではないけれど、500円をお納めした。

講堂は十分暖房も効いているのだけど、ここから坐禅堂に移動。坐禅堂は…ストーブはついていたけれど結構寒かった。

座禅を体験した人向けの月1回の「自由参禅」だが、軽い観光気分の人はほとんどいなくて、かなり一人参加、わりと静かで服装も地味目。当然写真を撮ろうとする人もいないし、撮ったら注意されるだろう。

暖房の効いた講堂よりも、少し暗く床もコンクリートのようでひんやり。禅の際は靴下は脱ぐように言われるので冬は足がひんやりと冷たい。十分暖かい格好をすること。寒がりならカイロもよういしたほうがよい。

小上がり的な座禅をするところにあがって、座禅をするのだけど荷物は、きれいに掃除された床に置くように案内される。大きめの丸い枕のような禅のための座布団が、一人一人のスペースにあらかじめ置いてある。これをお尻に敷いて座禅をするので、足がしびれたりはしなかった。

指を全部そろえるなど禅の流儀での合掌の方法、礼の方法、座禅の際の手の配置などを簡単に説明されて、30分程度の座禅に入る。座禅の間に、意識をどうにするとか、そういう部分の説明はあまりなく、自分は仕事のこととか気になっていることを考えてしまいがちで、そこは各人が自分で考えたり意識するものなのかもしれない。全員が壁を向いて座禅を行い、目は半開きにするとのこと。周囲の人の様子は基本的には視界に入らないし、キョロキョロはしない。

座禅で、右肩を細い棒でパシっとたたかれるのは、各自が集中できないときなどに,自らお願いしてやってもらうもののようだった。警策(きょうさく)というようで、座禅をしていると時々音が聞こえる。座禅中は組んだ足の上に手を置くのだが、胸の前で合掌すると、それを合図として警策(きょうさく)をしてもらえる。自分もせっかくだし、集中もできていないので一度やってもらった。痛さなどはほとんどなかった。

総持寺の自由参禅は、全体で2時間くらいのもの。終わると、坐禅堂で解散となる。

座禅で心が何か「整ったか」というと、あまりよくわからなかった、というのが正直なところ。ただ、毎月やっている自由参禅に、あと数回行ってみようかとは思った。

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